我が国では、農業機械の事故によって、毎年280人前後の人が
死亡しており、さらに、この数十倍の人が重軽傷を負っているものと
思われます。
しかも、古い機械や磨耗した機械ほど安全性が劣り、事故の発生率も
高いものとみらております。従って、中古農業機械の安全点検・整備は、
できるだけ念入りに行い、新品並みの安全レベルを確保するように努める
ことが重要だと思います。
安全とは「人生を安らかに全うすること」である。
一度失われた尊い生命や手足は二度とはかえらないので、経済的負担は
さておき、「何よりも大切なのは人間である」という人命尊重こそが
安全の基本理念でなければなりません。中古農機の安全点検・整備に
おいても「コストよりも安全」を優先すべきであり、むしろ「安全を売る」
という姿勢で、必要な整備は積極的に行うことが重要である。
茨城県農機具商業協同組合連合会より